【仮想通貨詐欺の結末】頼みの綱の弁護士にも裏切られ、完全に調査が詰む

こんにちは、くりりんです。

前回は、恥ずかしいながらも、
私が仮想通貨詐欺にあうまで、その内容。

そして両親に泣きつくまでをお話ししてきました。

今回は、両親に泣きついたあと。

つまり、弁護士に相談してからのお話をします。

「弁護士すらも信頼しちゃダメだ」

そういう教訓が詰まっています。

少しだけお付き合いください。

 

 

 

両親と話したあと、すぐに弁護士を探し始めた。

本当にいろんな弁護士に話を聞いた。

実績がある人、人柄がわかる人、実際に会いに行ける人…

角度を変えて探しまくった。

スピードが全てなのはわかっていた。

詐欺師は、身元がわからないようにいじるはずだから。

だから、最短最速で探しまくった。

そのなかでも評判がいい、実績も申し分ない先生にお願いすることにした。

「T法律事務所」としよう。

すぐにコンタクトをとり、必要なデータ、今までの状況をまとめてすぐに連携した。

 

 

 

契約後、調査はすぐに始まった。

「もう僕らがやれることはない、先生を信じて待とう」

実際、素人がやれることは全くなかった。

できることと言ったら、

今までのTwitter・LINEのやりとりを消さないこと、

心の傷を癒すこと、

そして前を向いて生きていくことだけだった。

あ、あと警察にも被害届を出した。

最初は受け取ってもらえなかった。

当然、警察は「詐欺である」ということを証明しないと、被害届は受理してくれない。

「詐欺かも」じゃだめ。

弁護士に相談した。

「詐欺と断定できる根拠」

を教えてもらった。

 

 

 

3回目かな、
ようやく警察に被害届を受理してもらった。

当然、警察ができることは多くない。

国を跨いだ犯罪は、重大な犯罪しか連携されないし、それも非常に手間と時間がかかるもの。

もし日本と捜査提携をしていない国を経由なんかしてたら、終わりだ。

その先は追跡できない。

でも、一縷(いちる)の望みをかけて受理してもらった。

弁護士にも警察にも頼んだ。

あとは進展を待つだけだ。

 

 

 

半年後、弁護士から連絡が来た。

「被害にあった通貨の1/4ほどの追跡が完了した」

やった。大きな前進だ。

目の前が一気に明るくなった。

「少しでも取り返せるかも」

希望が出てきた。

中身をみてみる。

案の定、全て海外の取引所だ。

開示請求を行ってもらった。

弁護士がいうには、何度も何度も。

しかし返信がない…

でも、大丈夫なはずだ。

このようなやりとりは私特有のものではなく、日本人が被害にあうとしたら、ほとんどが海外取引所のはずだから。

海外とのやりとりに慣れているから
「実績」もあると評判なのである。

信じた。

…ここからまた壊れていった。

 

 

 

「進展どうですか?」
「問い合わせています」

何度も繰り返した。

毎回、全く進展がないのである。

「回答来ないなら、次はどうするんですか?」
「考えてます」

これも繰り返した。

全く話が進まない。

あ、

「この取引所には訴訟の準備をしています」

というのはあった。

結局やってくれなかったが。

あ、

「直接現地に行くことも考えてる」とも言われた。

結局、行ってくれなかったようだが。

ひたすらこんなやりとりばっかり。

全く捜査は進まない。…1年たった。

 

 

 

徐々に返信が遅くなってきた。

最初はその日、

遅くても3日以内には返ってきていた返信が、

平気で2週間とか来なくなった。

弁護士事務所に電話しても、

呼び出し音ばっかりで全く繋がらなくなった。

 

 

 

季節が何度移り変わっただろうか。

突然、衝撃のニュースが飛び込んできた。

「破産した」

は?ハサン?金がなくなったってこと、

どうして?頭の中は「?」で溢れかえっていた。

もちろん、LINEではなんの連絡もなし。

特定につながるので詳しくは書けないが、

T法律事務所は

不正な資金流用や、報告義務の不履行(連絡しない、返さない)が積み重なり、

依頼者からの苦情が相次いだという。

実際、後半は私のメッセージにも返信しなかったしね。

頼みの綱だった弁護士にも裏切られた。

何も信用できないし、

2年以上たった今から調査を再スタートするのも現実的ではない。…

完全に終わったのだ。

ちなみにこの破産弁護士の補償は、

現在ちゃんとした弁護士が整理中である。

 

 

 

長くなってしまいましたが、
これが私があった仮想通貨詐欺の全貌です。

・異性関係で傷心なタイミングでの誘惑
・ちょうど学ぼうと思っていた仮想通貨というジャンル
・知識がないまま投資に手を出した愚かさ
・金の欲望に取り憑かれて盲目になったこと
・仮想通貨詐欺の典型に対する無知
:

タイミング、未熟さ、欲望。

全てが噛み合ってしまいこのような結果になりました。

このあたりの学び、反省は、
また別の記事にてお伝えできたらと思います。

こんな救いようのない自分でしたが、
今は家族と仕事に正面から向き合い、
毎日丁寧に生活しています。

 

 

 

あ、仮想通貨にもちゃんと向き合っています。

このトラウマがあるから一生やらないと思っていましたが、

原因は、欲望に支配され、勉強しないまま取引をしたことなのです。

仮想通貨自体が悪というのは論理が飛躍しています。

と書いてますが、
正直、メンタル的にも金銭的にも、
立ち直るにはかなり時間がかかりました。

この記事を見つけてくださったあなたも、
同じ状況かもしれない。

し、

「今詐欺にあってるかも」

と思って見つけてくださったのかもしれない。

1人じゃない
できることからやっていこう
時間はかかるかもしれないが、前を向いていこう

そういうメッセージが

少しでも伝わればいいなと思って、

思い出したくもないことを思い出しながら、

重い筆をとって記事を書いてみました。

 

 

 

ぜひ、感想ありましたら、コメントやDMください。

私自身も、励みになりますので。

みんなで乗り越えましょう。

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